医療の現場でも、機器のリース取引が使われていることをご存知でしょうか。
リース契約を結ぶことによって医療現場に設備を導入するのはなぜでしょうか。
その理由を資金面と、医療技術を向上させるために分けて考えてみましょう。
資金的な問題を解決
医療機関のビジョンを実現するためには、医療機器の導入や更新が必要な場合があります。
しかし、新しい医療サービスの構築や病院経営の改革を図っていくうえで、問題なのが資金面です。
病院の患者にとっての満足度を上げるために、最新の医療機器を導入したいけれど、最新型は高額で支払う余裕がない、ということを解決するためにリースを活用するのです。
医療機器の購入額はとても高額です。
例えば、人体を断面状に見て、異常を発見することができるMRIは1台約2億円と、非常に高価です。
契約期間中にずっと使用料を支払い続ける必要はありますが、購入時に一括で支払うよりも一時的な負担を減らすことができます。
医療技術を向上させるため
医療現場では日々技術の進歩によって、過去にできなかったことが現在にはできるようになっていることが数多くあります。
技術を進歩させるために欠かせないのが、最新の医療設備の導入と更新です。
数年前に使っていた機器よりも、性能のいい設備が登場することもあるのです。
そのため、本当に質のいい医療を提供することを考えたら、数年ごとに機器を買い替える必要があるのです。
しかし、そのすべてを新品で購入すると、莫大な費用も手間もかかってしまいます。
その点、リース契約を結んでいれば、数年の契約期間を経て、繰り返し最新の医療機器を導入することができるのです。