リース取引に使われる物品にはどのようなものがあるのでしょうか。
有形のものには、パソコン、自動車、コピー機、医療器械、飛行機などがあります。
無形のものには、ソフトウェアがあります。
ここでは、日本の会社で多く使われているパソコンのリースについて紹介します。
初期費用を軽減できる
会社で使用するパソコンを購入するのではなく、リースすることを選ぶのには、どのような理由があるのでしょうか。
第1に、初期購入費用を軽減するためです。
購入したパソコンを仕事で使うようにするには、中にいろいろなソフトウェアを入れるなど、実務で使える状態にするために手間と時間をかける必要があります。
つまり、パソコンを使って実務をしようとするには、パソコン本体を購入するだけではなく、ソフトやメンテナンスに気をつかわなければならないのです。
その点、多くのリース取引のパソコンには、契約時からパソコン本体を始め、必要なソフトウェア、メンテナンスの費用も含まれています。
そのため、結果として、購入よりもリース契約を結んだほうがお得なのです。
業務を円滑に
第2に、会社の仕事を円滑に進めるためです。
多くのパソコンは約5年で買い替えしなければならないと言われています。
その理由は、年月がたつにつれて使用しているパソコンよりも性能のいいパソコンが市場に出回るからです。
会社でのパソコンの処理スピードが上がると、それだけ仕事のしやすさも上がります。
そのため、リース契約期間が終われば、また新しいパソコンで処理能力を上げるということを繰り返すことが会社にとって利益を生むのです。
契約が終わったと同時に、使用していたパソコン内のデータはリース会社の責任で完全に消去されるので、セキュリティ面も安心です。
このような理由で、リース用のパソコンを使う会社が少なくないのです。