リース取引に用いられるのは、何もコンピュータや自動車などの有形のものだけではなく、ソフトウェアなどの無形のものもあります。
無形のものの中でも、ソフトウェアのリースがどのようになされるのかを紹介します。
ソフトウェアには形がない
リース取引の中でも、物品は有形のものと無形のものにわかれており、無形のものの中でも代表的なものがソフトウェアです。
有形のものも無形のものも取引自体の仕組みにはあまり変わりがありません。
ただ、ソフトウェアのほうが、多少ソフトウェア開発会社とユーザーのかかわりが近いことが言えるのではないでしょうか。
有形のコンピュータや自動車の場合のメーカーや卸売会社が、ソフトウェア開発会社になるのです。
ソフトウェアをリースするには
まず、ユーザーがほしいソフトウェアをリース会社に求めることは変わりません。
その次に、要望を受けたリース会社が開発会社からソフトウェア使用権を買い取ります。
そして、リース会社が買い取った使用権をユーザーに貸し出します。
この時、貸し出すソフトウェアの種類には2種類あり、1つ目はリース会社が貸出し用に持っているものです。
もう1つは、開発会社からリース会社が買い取った使用権をユーザーに貸し出すというものです。
最後に、契約期間終了時ですが、ユーザーから契約期間終了の知らせをもらったリース会社は、その知らせを開発会社に送ります。
そうすると、開発会社はユーザーの元に向かい、ソフトウェアをパソコンから取り除く手続きをとります。
以上が、ソフトウェアのリースの仕組みです。