ここでは、リースというものがどういうものか紹介します。
リースは、購入するのと同じく、企業が設備投資をするための選択肢の一つです。
リースの種類には2種類あり、ファイナンス・リースとオペレーティング・リースです。
それぞれにメリット、デメリットがあるので、使用する製品の種類や用途によって使い分けましょう。
リースとは
企業が設備投資をするときに、購入するのではなくて、長期間機械設備を契約会社から借りることです。
借りる側は、購入することなく、設備投資をすることができます。
例えば、工事用大型機械を使用する仕事をする場合、そのような機械を使うような仕事はそれほど頻繁にはありません。
頻繁に使用する機械ではないので、1度購入するしてしまうよりも、何度もリースしたものを使うという選択をする人も多いのではないでしょうか。
貸す側は、一度購入して物を何回も貸し出すことができ、メンテナンス次第では、繰り返し契約者から使用料をもらうことができます。
リースは購入に次いで、設備投資を行う際の手段として考えられています。
リースの種類には、2種類があり、それぞれに特徴があります。
リースの種類
ファイナンス・リース
金融色が強いことが特徴として挙げられます。
一つ目に、契約した貸出期間の途中で、契約を解除したいとしても、中途解約が禁止されています。
ですから、例えば、契約期間中に何度も使うことを見込んで、長期間のリース契約を結んだけれど、実際には数回使用するだけで終わってしまった場合にも、リース契約をと途中で解約することはできないわけです。
2つ目に、リース会社が機械を貸し出すために支払った金額のほぼすべてを、借りる側が支払う義務があります。
その代わりに借りる側が「○○の製品を借りたい」ということができるという利点があります。
オペレーティング・リース
ファイナンス・リースとは違って、賃貸色が強いことが特徴として挙げられます。
契約期間中であっても、契約を途中で解約することができます。
また、リース会社がリースをするために支払う金額を、借りる側が全額負担する必要はありません。
そのため、借りる側は、金銭的負担が少なくて済むことが魅力です。