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リースはレンタルや割賦とは違う

ここでは、リースとよく混同されるレンタルと、割賦販売について、比較します。

レンタルはリースとは違い、貸出期間が短いことが特徴として挙げられます。

割賦販売は分割払いのことです。

商品を購入するときに、その場で全額を支払うのではなく、購入した後に代金を分割して支払うことです。

レンタルとの違い

レンタル商品には、自動車などの時間単位、ビデオレンタルなどの日数単位、ベビーベットなどの月単位の契約が主です。

中には、企業向けのパソコンのレンタルなど年単位の契約もありますが、リース契約の場合の数年に及ぶ契約などには該当しません。

リース契約のほうが、レンタルよりも期間が長いと思ったほうがいいでしょう。

工事現場の機器をリースするとしたら、工事期間中の数年は契約があるかもしれません。

契約期間の違いがありますので、レンタルの場合は申し込みの時点で、代金を全額支払うことになります。

割賦販売との違い

商品を購入するときに、全額を一括で支払うのではなくて、代金を分割で支払うことを前提にした商品販売を割賦販売といいます。

あまりに高額で、一括して払うことが難しい商品を販売する方法です。

購入後に商品を使用したとしても、分割払いにした代金を回数に分けて支払い続けなくてはなりません。

契約申し込みからリース終了まで

ここでは、一連のリース契約の流れを説明します。

企業が設備投資をするときに、購入するならば、物品を選んですぐに使用することができます。

しかし、リース契約を結び、物品を使用するのには、申し込みからリース期間の終了までに、複数のプロセスを踏まなければなりません。

物品の選定

利用したい物品をユーザーが選定します。
この時点では、リース会社はまだ関与しません。
リース契約はリース会社とユーザーの間で取り決められるものであり、メーカーや卸売会社が契約にかかわることはありません。
ユーザーが製品のメーカーや卸売会社に、物品の具体的な仕様や価格などについて打ち合わせを行います。

リースの申し込み

ユーザーが、物品、メーカー、リース期間などを確認します。

審査

リース会社がユーザーを審査します。
これは、リース会社にとっては、貸し出した期間が長くなると、物品の転売が難しくなることを踏まえて、本当に使用料を払う能力があるユーザーに貸し出したいという思いがあるからです。
そのため、ユーザーの過去の財務諸表や業績を調べます。

リース契約を結ぶ

審査の結果、ユーザーに不審な点がないことを確かめて契約となります。

搬入

物品を搬入する
メーカーや卸売会社側が物品をユーザーに納入します。

リース開始

貸し出された物品に傷がないかユーザーが調査します。
納得したうえで借受証を発行し、物品の所有者はリース会社になります。

物品の保守・修繕

使用している期間中に物品の不具合に気づいたときには、ユーザーがメーカー・卸売会社に対して修理を依頼することができます。

リース料の支払い

リース契約の期間中は毎月、使用料をユーザーがリース会社に支払わなければなりません。

再リースまたは終了

契約期間が終了したのちに、契約内容に従ってリースを終了します。
若しくは、ユーザーの希望により、再リースの運びとなります。